ブレーキライニングを乾かそう

ブレーキライニングはクルマのブレーキの部品で、ドラムブレーキのブレーキシューに取り付けられるものです。

 ドラムブレーキの構造は、ブレーキドラムの内側に取付られているブレーキシューを、ブレーキドラムに押し付けることで発生する摩擦でドラムの回転を制御してクルマを減速・停止させるシステムです。このブレーキシューに取り付ける摩耗材がライニングです。
 このライニングが摩耗してなくなってしまうと、金属のブレーキシューだけになってしまい、これがブレーキドラムに直接接触するとブレーキドラムが損傷してしまいます。当然の事ながら、ブレーキの効きが不安定になり、制動距離も伸びるなどして非常に危険ですし、丸ごと部品交換になる場合もあります。

 ところで、ライニングが摩耗していなくてもブレーキが効かなくなる場合があります。それは深い水たまりなどを通過してブレーキドラムが水に浸かった状態になったときです。ブレーキの原理は摩擦なので、水に浸かって摩擦力が落ちるとブレーキの効きが悪くなります。特に気を付ける必要があるのは、水たまり通過直後の信号や下り坂でブレーキが必要になる場面です。ある程度時間が経過したり、長い距離を走行した場合には、装置類も自然に乾いてしまいますが、直後の場合はクルマを停止させてよく乾かす事が大切です。また、緊急の場合には軽くブレーキを踏みながら走行するという応急処置も覚えておくと役に立ちます。

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